海洋生物学科の教育・研究理念について

学部・学科を取り巻く社会情勢の変化に伴い、本学科の教育・研究理念も変化してきました。現在では、「幅広い教養と社会全体を見渡せる総合的判断力をもち、海洋生物資源の永続的な維持を図るとともに効率的な生産および利用に関連する生命科学、資源生産・利用科学、および環境科学分野の知識を広く修め、海洋生物環境の保全と人類の豊かな生活の調和を創造でき、かつ国際的にも通用する人材の育成」を学科の教育・研究理念としています。

海洋生物資源科学科では、「生産・利用科学」、「環境科学」、および「生命科学」の3つを柱として、海洋、淡水域、さらに汽水域の水生生物とその水圏環境を広く研究対象としています。研究活動は研究室や実験室内にとどまらず、例えば、海の環境と生態系の変動、干潟や藻場の役割、音による魚群のコントロール、クジラやイルカの打ち上げ調査などのフィールドサイエンスにも及び、その拠点として下田臨海実験所なども活用しながら、様々に展開しています。