研究成果のポイント
 ヒラメ養殖場において、眼位の異常と無眼側の着色を伴う形態異常が多数発生したため、研究を開始した

 骨格染色により、右眼の移動に関与する骨(後側篩骨・偽正中棒状部)の形成不全が判明した

 ゲノムワイド関連解析により、性染色体である第3染色体上に原因領域を特定した

 遺伝的性判別の結果、異常個体はすべてXX型であり、X染色体上の変異による潜性遺伝であることを証明した

 重度変異を持つ候補遺伝子5つを特定し、うちpex5laが有力候補と考えた

 性別と連鎖した表現型は養殖魚では世界初の発見

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DOI: doi.org/10.1016/j.aquaculture.2025.743029

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