研究成果のポイント

    • カリフォルニア大学への派遣研究中に行なったキタゾウアザラシの絶食に関する研究で成果を得た.
    • キタゾウアザラシの新生児において,授乳期直後の2〜3ヶ月にわたる絶食の後期に起こるインシュリン抵抗性の発生機構の解明を目指した.
    • インシュリン抵抗性の発生には(1)絶食による腎傍糸球体装置—肝臓—肺毛細血管のレニン—アンギオテンシン系(systemic RAS)の亢進,およびそれにより誘発される(2)末梢組織中の腫瘍壊死因子(TNF-α)の発現上昇と(3)アディポネクチン発現低下が関与している可能性を示した.

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