研究成果のポイント

    • 海生の肉食ほ乳類であるバンドウイルカの血漿を用いて,メタボローム解析技術により血中代謝物質を網羅的に解析した.同時に陸上肉食ほ乳類であるイヌの血漿も解析し,比較した.
    • 解析の結果,イルカとイヌで多くの物質の存在量が有意に異なることが判明した.
    • 群間で有意差が見られた代謝物質の特徴から,イルカにおいては,骨格筋代謝やカテコールアミン利用の相対的に活発であること,脂肪利用への依存度が高く,その代謝経路が複雑なものであること,糖利用への依存度が低いことなどが示唆された.

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    DOI: 10.1038/s41598-018-30563-x

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